袋帯と名古屋帯の違いって?初めに押さえたいポイント

着物を用意するとき、必ず考えなければならない帯のこと。

 

普段着に着物は着たいけど、
この組み合わせだと変なのかな…とか
何を合わせるべきなのか分からないな…とか
不安になりませんか?

 

今回は、そんな帯に焦点を当てていきたいと思います!

 

普段着の着物に合う帯の種類はどれくらい?

大まかにいうと袋帯名古屋帯半幅帯3種類です。

これ以外の帯もありますが、
細かくなりすぎるのでまずはこの3種類を覚えておくと良いと思います。

半幅帯についてはこちらで詳しくお話しているので、
今回は袋帯と名古屋帯とはどんなものなのかを
順番に見ていきたいと思います!

 

袋帯とは?

「袋帯」とは二重太鼓を締めることができる長い帯のことです。

着物と言われて、

袋帯

この姿をイメージされる方、多いのではないでしょうか。
この締め方を“お太鼓”と言い、
お太鼓部分が二重になっているのが二重太鼓です。

 

袋帯は礼装に合わせる帯というイメージが強いですが
普段着着物に合う袋帯もあるんです。

その違いについて知っておきましょう!

 

普段着の着物にも合う!洒落袋帯ってなに?

 

カジュアルに使うことができる袋帯を「洒落袋帯」といいます。
帯のつくりは同じなのですが、その違いは「柄」「仕立て」です。

礼装袋帯洒落袋

この二つ、言葉で説明するのは難しいけどなんとなく違いますよね?

おめでたい柄を、金や銀の糸を使って
華やかに織られたものは礼装向けになります。

そうでない遊び心のある柄が洒落袋帯、ということです。

仕立ては「染め」と「織り」の違いがあり、
一般的には織りの方が格が高くなります。

 

言葉で説明するとなかなか伝わりづらいですが、
かなりざっくり言うと
キラッキラのいかにも高そうなTHE・着物!という感じの帯は礼装向け、
金銀以外の色がメインで比較的身近な柄のものが普段着向け
というイメージです。

なんとなく感覚をつかんでもらえましたか?

 

袋帯と、もう一つあったのが名古屋帯でしたね。
こちらはどんなものなのでしょうか?

紹介していきますね!

 

名古屋帯とは?袋帯との違いや共通点は?

 

名古屋帯」はお太鼓姿になるけれど、
お太鼓が二重ではなく一重になるもののことを言います。
なので長さも袋帯より少し短めです。

袋帯と違い、胴に巻く部分を半分に折って仕立ててあることが多いです。

袋帯を簡略化したものが商品化されたんだとか。

 

名古屋帯も、袋帯と同じように
金銀キラキラのいわゆる「格が高い」帯は礼装向けとされますが、
普段着着物に幅広く合わせることが出来る帯です。
というかカジュアルなイメージの方が強いと思います。

 

そして、どちらの帯もお太鼓を締めるときは
帯揚げ帯締めを使います。

 

同じ着物でも帯や帯揚げ、帯締めを変えるだけで
雰囲気が全く違う着姿になるので、
半幅帯で普段着着物を着ることに慣れてきて
違うおしゃれを楽しみたいなーと思ったときには
名古屋帯や袋帯に挑戦してみることをおすすめします!

 

まとめ

今回は袋帯と名古屋帯、その違いについてお話しました。

ポイントは

袋帯は二重太鼓を締められる帯

カジュアル用の袋帯を洒落袋帯と呼ぶ

名古屋帯は袋帯よりも短く、一重太鼓

袋帯と名古屋帯を締めるときは帯揚げと帯締めを用意する

でしたね。

 

洒落袋帯も名古屋帯も、最近は本当にいろいろな柄があって
クリスマス柄なんてものもあるみたいです!
そのうちハロウィン柄の帯も買えるようになるのかなあ…

と思って調べてみたら既にありました(笑)
面白い帯を見つけたらぜひ教えてください!

 

それではまた!

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